Gait Solutionが歩行機能に及ぼす影響

Gait Solutionはヒールロッカー時の足関節底屈運動を許しながら、荷重応答期において、底屈制動力により前脛骨筋による遠心性収縮の機能を補い、麻痺側への滑らかな荷重の受け継ぎを促す目的で開発された。 山本澄子:動作分析にもとづく片麻痺者用短下肢装…

片麻痺患者では筋シナジーの併合が認められる

歩行の非対称性は、下肢の筋活動のタイミングの障害に関連しており、立脚相や遊脚相の様々な局面で観察される下肢筋活動の異常パターンが,非対称性の特性の違いに影響を与えると考えられている. 歩行などの複雑な運動タスクの遂行には、運動モジュール(…

脳卒中後72時間以内の座位バランス、麻痺側の機能が6ヶ月後の自立歩行の予測因子となる

今回は、脳卒中6カ月後の自立歩行の予後予測についてです。先行研究では、脳卒中後2~4週目に測定した片麻痺脚の筋力および座位バランスが、6ヵ月後の歩行能力の改善および自立歩行達成と有意に関連するとされています。しかし急性期の機能評価から予後予測…

補足運動野へのrTMS刺激はすくみ足に有効である

今回は、すくみ足に対して補足運動野(SMA)への反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)の有効性について以下の論文を紹介します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― Stimulation in Supplementary Motor Area Versus Motor Cortex for Freezing of Gait in Parkins…